コラム
ブランド調査とは
ブランド調査は、自社で販売しているブランドのイメージや認知度などに関する情報を集めるために行う取り組みです。
ブランドを客観的に把握して、新しい市場や新しい製品開発に、その特徴を活かすことで自社の強みを活かしながら、消費者に指名買いしてもらえるような差別化を図った取り組みが可能です。
ランディングに成功している商品やサービスは、消費者のロイヤリティが高く、販売促進のため莫大な費用をかけずに長期的な顧客獲得につながります。
ブランド調査は、ブランドについて詳しく調べることができるのはもちろんのこと、顧客ニーズやプロモーション効果、顧客満足度なども幅広く調べられます。
(1)ブランドの認知度
(2)ブランドが持つ力
(1)自社ブランドが持つ付加価値を活用
(2)自社の認知度を活用
1.ブランド調査で得られること
(1)ブランドの認知度
ブランド調査は、自社で販売しているブランドのイメージや認知度などに関する情報を集めるために行う取り組みです。
ブランド調査で把握できることとしては、ブランドの認知度があります。特定の層だけで認知度が高く、他の層には全く知られていないということもあります。こうした情報を知ることができれば、戦略を立て直してこれまで以上に経営に活用できる可能性もあります。
(2)ブランドが持つ力
自社のブランドが持つ力も知ることができます。競合のブランドも対象として実施すれば、自社と競合のブランドのポジショニングの違いを把握することができます。
ブランド調査に取り組むことにより、次に打つ手を考えることができ、既存商品の改善や新製品の開発につなげられます。
2.新事業進出にブランド調査を活かす視点
(1)自社ブランドが持つ付加価値を活用
同じ機能をもつ製品でも、ブランドが付くことによってプレミアムな価格も受け入れられやすくなります。
コンビニエンスストアのコーヒーが一杯100円で手に入る中、数倍の価格であってもスターバックスのコーヒーを飲みたい人がいるのはブランディングの力です。
シャンプーを例に挙げると、どの会社が出しているシャンプーも「髪の毛を洗う」という基本的な機能は変わりません。シャンプーには香りが良いもの、サラサラになるもの、オーガニック成分のものなど様々な付加価値があります。ボトルの形状や色、デザイン、ネーミングなどを含めて特徴を活かすことが重要です。
ブランドを客観的に把握して、新しい市場や新しい製品開発に、その特徴を活かすことで自社の強みを活かしながら、消費者に指名買いしてもらえるような差別化を図った取り組みが可能です。
(2)自社の認知度を活用
ブランド名と企業名が消費者の中でリンクしている場合は、企業の認知度も上がります。「A会社の○○という製品」という企業と製品・サービスの結びついたイメージが形成されることで、新規営業が行いやすくなる、信頼度が上がるなどの効果があります。
身の回りの商品で、一つのブランドを使い続けているものはありませんか。意識せず購入を続けている理由としては、そのブランドが好き、あるいは大きな失敗をしないという安心感などが挙げられます。
こうした信頼感や安心感を持つ顧客を有している場合、この認知度を有効活用して新しい製品開発や新しい市場開拓にブランドを活かすことが有効です。ブランディングに成功している商品やサービスは、消費者のロイヤリティが高く、販売促進のため莫大な費用をかけずに長期的な顧客獲得につながります。
3.ブランド調査の主な手法
ブランド調査は、ブランドについて詳しく調べることができるのはもちろんのこと、顧客ニーズやプロモーション効果、顧客満足度などを幅広く調べられます。調査対象者や比較する競合製品、質問項目などあらゆる情報を細かく決めることもできます。
ブランド調査は、インターネット調査や郵送調査などで行うことが多く、インターネット調査のメリットは、多くの人の本音をスピーディーに把握できることが挙げられます。
アダムスコミュニケーションでは、お客様のご要望に応じた各種調査メニューをご用意しています。詳細は調査メニューでご確認ください。